空の色

Gallery

空の色というと、皆さんはどんな色を思い浮かべますか?

晴れた日のアオ? 雨が降る日のグレー? 朝日に染まるピンク? 夕焼けのオレンジ? 
いつ見るか。どこで見るか。どこを見るか。どんな気分で見るか。
一秒一秒、色や様子を変える「空」は、同じ被写体だけど、いつも違って見える。隣にいる人と一緒に見上げる、同じ「空」なのに、見え方は違っている。そんなところに、空の面白さがあると思います。

今回のテーマ「空の色」では、これまで僕が見たさまざまな空の色の中から、心地よくてお気に入りの写真を並べています。
今日、あなたが見上げる空はどんな色にみえるでしょうか。いつもと変わらない空色? それとも・・・? 「空の色」の写真たちが、皆さんにとっての日常の新しい発見につながれば嬉しいです。

ビーナスベルト

冬の澄んだ空で太陽を背に表れるビーナスベルト。淡いピンクから地球影のブルーへと移りゆくグラデーションに思わずうっとり見とれました。ビーナスベルトのピンクよりも、地球影のブルーよりも、その境目がどうなっているのか目を凝らした。美しい2色が移り変わる部分に惹かれたから、望遠レンズでうんと近寄って覗き込んでみました。

春風

心地よい春風を感じながら夕焼けを見ていた日。夕暮れに染まっていく空の美しさと優しく吹く風を何とか伝えられないかと、流し撮りを試みました。風のリズムに合わせて、カメラを右へ左へと流しながら。ゆっくりと、または素早く。何度も試しながら撮ったうちのお気に入りの一枚です。どうですか? 優しい春風は感じられますか?

記憶

夏の空というと、コバルトブルーにどっしりとした入道雲を思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。僕もそうです。でも、日本の夏は蒸しっとしていることもあれば、夕立であたり一面がびっしょり濡れることもある。オールドレンズで写した夏の空は、霞雲の浮かぶしっとりとした青色。ちょっとひねくれた夏の記憶です。

色づき

通りの木々が赤く色づく季節。秋空に浮かぶ雲もほんのりと赤く色づいていました。朝焼けや夕焼けで雲が色づくことなんて、どんな季節でもあることだけど、この時はなんだか秋特有の景色のように思えました。どうやら、同じ空でも季節によって、見え方はうんと変わることもあるようです。

七色

見上げる空もいいけど、眼下に広がる雲海はため息モノの景色です。旅行から帰る飛行機の窓から、普段なかなか見られない雲海を撮るためにファインダーを覗いたら虹色の景色になっていました。「薄膜干渉による虹色がCPLフィルターによって顕著に表れた」なんて技術的な話はどうあれ、帰路で見た虹色の景色は旅の思い出も彩ってくれました。

タイトルとURLをコピーしました