先日、金沢に住む友人がお土産に持ってきてくれた丸八製茶場のお茶。
これがなんとも美味しい！！
普段は主にコーヒーを飲むことが多い僕ですが、今回はこの、とっても美味しかった丸八製茶場の棒茶を紹介します。あまりにも「美味しい！」と驚き嬉しかったので、ついつい記事にした次第です。
150年以上の歴史をもつ老舗 丸八製茶場
石川県加賀で150年以上の歴史を紡いできた丸八製茶場は、石川県が誇るブランド「献上加賀棒茶」を作り全国に広めた老舗茶屋。長い歴史が証明する安全性と美味しさを大切に、加賀棒茶をはじめさまざまな日本茶を製造されています。
そもそも棒茶とは？ 棒茶とほうじ茶の違い
茶葉が赤茶色になるまで強火で焙じて（炒って）作られるのが「ほうじ茶」。名前のとおり、茶葉を焙じる（ほうじる）から「ほうじ茶」。
香りがよく、カフェインも少ないお茶なので、寝る前のリラックスタイムにも飲みやすいお茶です。
そんな、ほうじ茶の種類のひとつが「棒茶」。通常のほうじ茶は茶葉を焙じて作られるのに対し、棒茶は茶の茎が焙じられます。茎は葉に比べて甘味・旨味・香り成分が豊富でもあります。
茶の茎だけを集めて焙じられた、石川県加賀地方発祥のほうじ茶は「加賀棒茶」と称され、石川県で番茶といえばこれを指すことが多いです。その味わいは、香り高くもすっきりとした飲み心地が特長で、クセがないため様々な料理やお菓子との相性も良いと言われています。
昭和天皇に献上された丸八製茶場の「献上加賀棒茶」
1983年、昭和天皇が石川県ご来訪の際、宿泊先のホテルから丸八製茶場へ「最高級のほうじ茶を」と依頼があったことが献上加賀棒茶の誕生へつながります。
当時の日本茶は、新芽（一番茶）を緑茶に、ほうじ茶は二番茶、三番茶でつくられるもの。しかし、求められているほうじ茶は天皇への献上品。とにかく原料には良いものをと、全国から茶葉を取り寄せ、たどり着いたのが鹿児島の一番茶でした。
最も価値の高い一番茶の茎を、遠赤外線バーナーで芯から火を入れて焙煎。豊かな香りとすっきりとした甘さが保たれた高級感ある献上加賀棒茶が生まれました。
献上加賀棒茶の買い方
丸八製茶場の献上加賀棒茶は、実店舗では実生（みしょう 本社併設）、一笑（いっしょう ひがし茶屋街）、金沢百番街店（JR金沢駅）、syn（シン JR富山駅）、エキュート品川店（東京・品川）で購入できます。また、成城石井でも店舗によっては取扱いがあるようです。
オンラインでは、公式オンラインショップのほか、楽天市場やAmazonでも「献上加賀棒茶」と検索するとでてきます。
普段、お茶を飲む習慣がない人でもきっと「美味しい！」と感じていただけるものだと思います。ぜひ試していただけたら嬉しいです。
