センサーサイズってなに?中判、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズで何が変わるの?

Photo & Camera

カメラを購入するときに聞く用語のひとつが「センサーサイズ」。
「フルサイズ」とか「APS-C」とかはたまた「マイクロフォーサーズ」とか。横文字・数字が並ぶ言葉に、僕も最初の頃はなんのこっちゃ! と混乱しました。

意味は、イメージセンサー(昔のフィルムカメラでいうとフィルムにあたるもの)の大きさのことです。センサーのサイズが変わると、撮れる写真にも影響があります。

今回は、センサーサイズの大きさが変わると、どんな違いが生まれるかについて説明します。

センサーサイズの種類

※APS-Cのセンサーサイズはメーカーによって異なります

センサーのサイズの違いは上の図のとおり。一眼レフカメラにおいてよく聞かれるのは「フルサイズ」、「APS-C」、「マイクロフォーサーズ」かと思います。

図のとおり、【フルサイズ > APS-C > マイクロフォーサーズ】の順で大きさが変わります。フルサイズはプロも使うようなハイエンド機に、APS-Cはエントリー機に多く使われる傾向があります。マイクロフォーサーズが採用されているのは「Panasonic」か「OLYMPUS」のカメラだけです。(2022年時点)

画角が変わる

センサーサイズの大きさから生まれる違いのひとつが写る範囲。画角です。

同じ焦点距離のレンズを使ってもAPS-Cよりもフルサイズの方が広く写ります。

一般的に、レンズに表記されている焦点距離はフルサイズで撮影するときの焦点距離です。
それがAPS-Cサイズのイメージセンサーのカメラに取り付けると、約1.5倍ズームしたように写ります。

例えば「Canon RF 50mm F1.8 STM」とあるレンズは、フルサイズカメラに取り付けて撮ると50mmの画角で写りますが、APS-Cサイズのカメラでは約75mmの画角で写ります。

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センサーサイズが小さい方が望遠で遠くの被写体に迫って撮れるというメリットがあり、プロの方でも動物など近づきにくい被写体を撮影する際にはAPS-Cサイズのカメラを使うことだってあります。

光の取り込める量が変わる

同じ画素数のカメラであってもセンサーサイズが異なると、1画素(ピクセル)に取り込める光の量にも大きな差がでます。光の量が変わることで次のような変化も生まれます。

階調の変化

一画素あたりに取り込める光の量が多いフルサイズはAPS-Cに比べて階調表現が豊かになります。夕景などの明暗差が大きいシーンでも、センサーサイズが大きければ、グラデーションが豊かに表現できます。

暗所性能の変化

暗所での撮影においてもセンサーサイズが大きい方が有利です。例えばISO6400と、同じ高ISO感度で撮り比べてみると、APS-Cに比べてフルサイズの方がノイズを抑えてディテールまでしっかり写すことができます。

機材に与える影響

センサーサイズの違いは写りだけでなく、本体やレンズなどハード部分にも影響を与えます。

センサーサイズに合わせてカメラ本体も大きくなる

センサーサイズが大きくなるということは、当然、そのセンサー自体も大きくなり、それを覆う筐体であるカメラ本体も大きくなります。

小さく、軽量なものが多いAPS-Cやマイクロフォーサーズの機器は、フルサイズのものより機動性は高いです。

APS-C用のレンズをフルサイズ機に使うと周囲が真っ暗に

APS-C用のレンズをフルサイズ機に取り付けることは可能ですが、そうした場合、周囲が真っ暗にケラレます。これはAPS-C用のレンズの小さな穴から取り込める光は、フルサイズセンサー全体をカバーできるものではないからです。

APS-C用レンズの小さな穴から取り込まれる光は、フルサイズセンサー全体をカバーできないので、周囲が暗くつぶれてしまう。

逆に、フルサイズ用のレンズをAPS-Cのカメラに取り付けることもでき、この場合は、フルサイズ用の大きな穴からAPS-Cセンサーを満たす以上の光を取り込むことができるので周囲が真っ暗になることはありません。

ちなみに、レンズは構造上、中心から周辺にかけて画質が劣化します。中判サイズ用のレンズをフルサイズやAPS-Cカメラに取り付けるといった、大きいセンサーサイズ用に作られたレンズを下位のセンサーサイズカメラに取り付ければ、そのレンズの良いところ(中心部分)で撮れることにもなります。

まとめ(撮影シーンや被写体に合ったセンサーを)

旅行などに持っていくカメラとして携帯性を優先するなら、ボディが小さいAPS-Cやマイクロフォーサーズを。携帯性よりも、高精細で美しく豊かな写真が撮りたいということであればフルサイズを。
APS-Cだから初心者!なんてことはなく、撮影シーンや被写体に合ったセンサー・カメラ選びで、写真撮影を楽しんでいただければと思います。

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