コーヒー豆を手で挽いてじっくり淹れるのもいいけど、朝の支度をしている間に自動でコーヒーを準備してくれるコーヒーメーカーもいいな。そう思いながら、雑誌で見かけて興味が湧いていたのが、様々なスマート家電を展開している+Styleの「スマート全自動コーヒーメーカー」。
豆を挽く、お湯を沸かす、蒸らす、少しずつお湯を注ぎながら抽出する、保温しておく。と、コーヒーを淹れるための全行程が行えるだけでなく、スマートフォンと連携して遠隔操作だって行える。これで価格は税込13,800円(2022年2月時点)なのだから、かなり魅力的。
そしてなんと、熊本県高森町のふるさと納税の返礼品にもなっていたので、ふるさと納税を活用して入手しました。
スマート全自動コーヒーメーカーの良いところ
シンプルメニューで簡単操作
1杯から最大6杯まで、何杯分を抽出したいのか。濃いめがよいのか。豆状態のものか、すでに粉として挽かれたものをセットしているのか。前面にあるボタンを押してこの3つについて選択するだけ。あとはスタートボタンを押すと抽出が始まります。なんともシンプルな操作です。
ペーパーフィルターは不要
ステンレスフィルターが採用されていることで、ペーパーフィルターなどの消耗品が不要です。ペーパーフィルター自体はそこまで高価なものではないと思いますが、それでもランニングコストがかからないというのはありがたいですね。
家に帰ったらできたてのコーヒーが待っている!なんてことも可能
このコーヒーメーカーの一番良いところが、スマートフォンアプリを使って操作可能なこと。
アプリを使って、例えば寝起きの枕元など離れていながらもスイッチを入れ抽出をスタートできる。また、スケジュール機能を使えば、毎日決まった時間に起動・抽出することも可能。
さらに、GPS機能と連動して「自宅に近づいたら(または、指定の場所を出たら)自動でコーヒーを淹れる」といった使い方も可能です。
ほかにも、+Styleが展開しているスマートセンサーなどの家電と組み合わせた操作や、アレクサなどのスマートスピーカーでの操作も可能です。
正直、いまいちなところ
豆のストック機能はない
ストッカーが装備されていないので、最初に大量の豆を投入しておいて、あとは水を補給するだけでコーヒーを好きな量だけ淹れるといったことはできません。この点はスマート全自動コーヒーメーカーの小さな弱点かと思います。
“小さな”と表現したのは、人によっては大したデメリットにはならないからです。例えば、毎回、色々な種類の豆を使いたい人にとってストッカーが無いことは大きな弱点にはならないと思います。その日の気分によって豆を変えながら飲みたい人にとっては、飲みたい分だけの豆を投入する方式の方が使い勝手が良さそうです。
使ったあとの清掃は少し手間
スマート全自動コーヒーメーカーを使い終わった後の片付けは、お世辞にも「楽!」とは言えません。たとえ一杯だけしか飲んでいなくても、ミル部分をごっそりと取り出して、フタやフィルターを外し、コーヒー豆のかすを排出するためにシンクやごみ箱に叩きつけたら、最後にすべてを水洗いしていきます。それぞれのパーツが分解しやすくなっているのが少しばかりの救いです。(コーヒーサーバーについては別! 蓋が外せない仕様になっているので洗いづらく、乾かしづらいです…)
まとめ(便利であることは間違いない!コスパも良い!)
味について言うと、自らハンドドリップで淹れたコーヒーに比べると少し劣るかもしれません。かといって、もちろん不味いわけではありません。ちゃんと美味しいです。なにより、スマート全自動コーヒーメーカーがやってきたことによって、明らかに便利に手軽にコーヒーを楽しめるようになりました。また、ただのコーヒーメーカーではなく、IoTとしての機能を有しながらも低価格であることからコスパの良い機器ではないかと思います。
僕は、平日の時間の無い中でパパッとコーヒーを飲みたい時はスマート全自動コーヒーメーカーで。休日のホッと心地よい時間を過ごしたい時は、ハンドドリップで抽出中の香りも楽しみながらコーヒーを淹れるといった感じで使い分けています。こんな使い分けで、このコーヒーメーカーを使うのもありではないでしょうか。
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