その写真が作品になる!写真集をつくってみよう! 作り方からオススメサービスまで

Photo & Camera

皆さんは写真集を作ったことはありますか。写真集作りというと、なんだか敷居が高そうに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今や様々なフォトブック作成サービスがあって、意外と気軽に作れるものばかり。今回は写真集作りについての話です。

写真集を作ることの良さ

そもそも、写真集を作ることのメリットって何でしょうか。思いつくところで3つ挙げてみました。

形に残せる

写真はPCやスマホで見られれば満足。データで残しておけばお金もかからず経済的!
こんな意見もあるかと思いますし、僕もその意見に反対するつもりはありません。でも、プリントしたり写真集にしたりと、写真というデータが手に取ることのできる”モノ”に変わると、やっぱり喜びが生まれるものです。(ちょっとドライな表現をするならば、所有欲が満たされるといった感じでしょうか。)

時間がたってから写真を見返すとき、スマホで見るよりも、プリントされた形ある写真を手に取ってみる方が、じっくりとその時の記憶や思い出に浸れるといった感覚は一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

小さな写真展を再現できる

一冊の中で、表紙の写真から始まり2ページ目、3ページ目・・・と写真を並べていく。それはまるで、ギャラリーに1点1点、作品を展示していくようなものです。

そう、憧れの「写真展」を再現できるのが写真集です。ギャラリーで行う写真展とちがって、持ち歩くことのできる写真集は「歩く写真展」とも言われます。

写真展を開催することはハードルが高くても、写真集で個展を再現するということならグッとハードルが低く感じられるかとも思います。

プレゼントにもおすすめ

結婚式のような記念日のプレゼントとして。孫の成長をまとめた写真集を子夫婦に。卒業の思い出に友人と一緒に作る写真集(アルバム)としてなど、写真集はプレゼントにもオススメです。

僕の経験ですが、思い付きで、旅行で撮った写真をせっかくだから写真集として本にしてみようかと作ってみたところ、一緒に旅行をした友人も同じものを1冊作って欲しいと言われたのでプレゼントしたことがあります。もちろん写真はデータでも共有していたのですが、モノとして残る写真集にとても喜んでもらえたことを覚えています。

写真集作りのコツ

ここからは、写真集を作るときにおさえておきたいコツです。まずは3つだけ。これを意識するだけで仕上がりがうんと良くなる!・・・かも?

テーマを決めよう

撮った写真を寄せ集めて1冊にまとめるだけでは、単なるアルバムになってしまいます。
写真集というとテーマにそって編集された本。「日常」「子ども」「山」など、良い写真集にするためのコツのひとつはテーマを決めることです。

「笑顔の子ども」といったように、テーマは具体的であればあるほど、読者に伝わりやすい写真集に仕上げられますが、はじめのうちはあまり難しく考えすぎず、いったんテーマを立てればよいかと思います。

載せたい写真を洗い出したら、思い切って載せない写真を決める

テーマが決まったら、掲載写真を選定します。写真選定のコツは、「散らかす」そして「断捨離する」だと思っています。

まずは、「この写真いいかも」とあまり深く考えずに載せてみたい写真をとにかく洗い出してみます。これが「散らかす」作業。とにかくザーッとみながら、一瞬でも「いいかも」と思ったものを掲載候補に入れておきます。こうすることで、写真集ができ上ったあとで「あの写真載せ忘れちゃった!」という載せ忘れの防止にもつながります。

掲載候補を洗い出したら、次は思い切って載せない写真を決める「断捨離」の作業です。この作業が意外と難しい。「これも捨てがたい、これも残しておきたい」と迷いがでてくるかと思います。が、テーマに沿っているか、テーマがより伝わりやすい写真はどれかといった基準で、思い切って決めていきましょう。

レイアウトに強弱をつける

掲載写真を決めたら、その中でも特に目立たせたい写真を選んで、写真の優先順位をつけてみてください。特に目立たせたい写真は、見開きページいっぱいに他のどの写真よりも大きく配置してみるなど、レイアウトに強弱がつけやすくなります。

また、写真集は1ページ目から最後のページまでの一冊の中でストーリーができ上ります。どういう順で写真を並べれば、どんな風に読者に伝わるのかといったことも意識しながらレイアウトしてみてください。

オススメの写真集作成サービス

最後に、僕が使ったことのあるサービスからオススメのものを紹介します。気になったものがあれば、ぜひお試しを!

My book

僕が一番気に入っているのはMyBookです。理由は高画質であること。
できあがったフォトブックを見て「パソコンで編集していたときの色味となんか違う...」なんてことはよくあることですが、マイブックではこのズレがほとんどない印象です。

もっとお値打ちなフォトブックは他社でたくさんありますが、色の再現性が高いマイブックが個人的に一番気に入っています。

Photoback

オシャレな写真集が作りやすいと評判のPhotoback。製本方法やサイズの違いで7種類のフォトブックがあります。中でも「GRAPH」は国内最大級のB5判変形サイズで大迫力。値段は張りますが、ちょっと憧れます。

Photobackのメリットは、Web上で作成ができることです。先ほど紹介したMybookでは、写真集のレイアウト作業の際、専用のソフト(無料)をダウンロードする必要がありますが、Photobackではその必要がありません。パソコンが苦手という人にも使いやすいサービスになっているなという印象です。

カメラのキタムラ

ここで写真集をつくる最大のメリットは、大手写真用品店という安心感だと思います。写真集作成は写真という個人情報を制作会社に預ける行為でもあります。子どもや家族が写った写真なら特に慎重に扱いたいものです。

もちろん他社のサービスでも写真データが流出してしまわないような仕組みはしっかりしているかと思いますが、やはり1934年から続く“老舗大手”という安心感は大きいと感じます。

ただ、仕上がりの画像品質については、先に紹介した2社の方が上回っている印象です。

BON

贈り物としても映えるオシャレで上品なフォトブックが作れるサービス。Photoback同様、専用ソフトのダウンロードを必要とせず、Web上で編集作業ができるのも嬉しいポイントです。

まとめ(写真集を作れば写真がもっと楽しくなる)

写真は撮るのも楽しいですが、写真集にしたりと、データで残しておくだけでなくアウトプットにまで取り組んでみると、もっと楽しくなっていきます。

1冊ずつ、自作の写真集が本棚に増えていくとなんだか嬉しくもなりますよ。まだ作ったことのない方は、ぜひ試してみてください。

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