モノクロ写真に興味をもってからも、デジタル写真をモノクロで表現することしか経験してこなかった僕です。
写真の歴史の始まりはモノクロ写真から。その歴史の大半はフィルムにあり。
ということで、今回はフィルムカメラで撮ったモノクロ写真の体験記。
ILFORD DELTA 400 を使いました
今回使ったフィルムは「ILFORD DELTA 400」
写真発祥の地イギリスで写真乾板製造会社としてスタートしたILFORD(現:Harman Technology Ltd.)のフィルムです。
今回、なぜ「ILFORD DELTA 400」かと聞かれると困るのですが、モノクロフィルムというとなんとなくモノクロ印画紙で有名な「ILFORD」がよぎっただけで、目に入った「ILFORD DELTA 400」のフィルムを購入しただけでした。。。
モノクロフィルムといえば「FUJIFILM NEOPAN 100 ACROSS II(富士フイルム ネオパン100アクロスII)」、「KODAK TRI-X 400(コダック トライX)」なども有名ですが、調べてみると、「ILFORD DELTA 400」もKODAK T-MAX400と同様にシャープで粒子の細やかな写りをするのだとか。
撮った写真たち(作例)
ILFORD DELTA 400のフィルムについての説明はほどほどに、撮った写真を見てもらいましょう。
Camera:OLYMPUS OM-1、Lens:F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8、Film:ILFORD DELTA 400
デジタルで作ったモノクロ写真とはまた違った柔らかさ
どうでしょうか。デジタル写真をモノクロに換えて表現する写真に比べると、コントラストが低く若干グレーよりで柔らかな風合いが感じられませんか?
もちろんデジタル・フィルムどちらにおいても編集・現像方法によって違いは生まれてきますが、フィルムを使ったモノクロ表現の方が柔らかでまた温かみがあって良いいなあと感じたのでした。
ちなみに今回のフィルム現像はカメラのキタムラさんにお願いしました。フィルムの種類によっては店内ですぐに現像してくれることもあるそうですが、「ILFORD DELTA 400」は店内現像できないということで仕上がりまではだいたい2週間ほどでした。
▼過去にモノクロ写真の特徴について考えてみた記事もあるので、よかったらそちらも読んでみてくださいね。