カメラメーカー7社を比較!よく聞く特徴まとめ

Photo & Camera

写真撮影を趣味にしていると、友人・知人からよく聞かれるのが「こんどカメラを買ってみようと思うんだけど、どこのメーカーがおすすめ?」というもの。

正直、いまやどのメーカーも良い写真が撮れる良いカメラを出しているという印象で、「実物を触ってみた感じで気に入ったものを買えばいいんじゃない」っていうのが個人的な意見です。

とはいえ、違いを知って買った場合とただなんとなく買った場合では、そのカメラへの愛着の湧き方も変わってくると思いますので、そんな質問に答えるため、各メーカーの良く聞く特徴をまとめてみます。

カメラメーカー7社を比較

各社の概要・動向
Canon・1937年に設立
・日本はもちろん世界で最も認知されているカメラメーカー
・初心者からプロフェッショナル向けまで幅広いラインナップで展開
Nikon・1917年に設立
・上級向けのモデルに力を入れている傾向(もちろんエントリーモデルもある)
・創業がもともと軍需用光学機器に端を発していることもあり、質実剛健な作りの機器が多い
・NASA(アメリカ航空宇宙局)も選ぶカメラメーカー
SONY・カメラのみならず様々なデジタル機器を展開する日本の総合電機メーカー
・フルサイズミラーレスカメラの先駆者、ミラーレス時代の到来で注目が急騰
・スチールも良いが、動画機としての性能も優れている
FUJIFILM・フィルムメーカーとしての歴史を持ち、今もそのDNAが生きる会社
・「フィルムシミュレーション」というフィルター機能が豊富
・作品としての写真を撮影したいフォトグラファーにも人気
・マニュアルの感覚の操作が求められることが多く、初心者が慣れるには少し時間がかかりそうなカメラ機が多い
Panasonic・家電メーカーとして有名な会社
・フルサイズやAPS-Cセンサーよりも小さいマイクロフォーサーズセンサー搭載のモデルが大半
・ドイツの老舗メーカーであるライカと生産提携し高品質なレンズを提供
・手ブレ補正機構が優れていて動画撮影にも効果的
OLYMPUS・マイクロフォーサーズセンサーを使用したカメラを作るのに秀でたメーカー
・小型で携帯性が良くファッション性のあるカメラが多い
・ラインナップ数も比較的シンプルでカメラ同士の違いが分かりやすい
PENTAX・コピー機メーカーとして有名なリコーイメージング傘下のデジタルカメラブランド
・ミラーレスカメラが流行する今でも一眼レフが中心のラインナップ展開
・全天候に対応する防塵防滴機能搭載でアウトドアにも適したカメラが多い
画質・色味などの違い
Canon・「記憶色」に近い鮮やかな発色
・特に肌の色合いや表現が魅力的でポートレートにも向いている
Nikon・見たままの景色を忠実に記録する落ち着いた発色
・特にナチュラルに写したい場合の風景写真やスナップ写真に向いている
SONY・線の細いすっきりした写り
・色味もあっさりしていて編集にも向いている
・夜景やスポーツ、ファッションなどの精彩撮影にも向いている
FUJIFILM・フィルム時代に培われた独特な色味
・人肌の写りもよくポートレートにも適している
・フィルター効果で作品撮りにも向いている
Panasonic・被写体のもつ色味をそのまま写すナチュラルな仕上がりになる
・高速フレームをもったカメラも多く、高画質で美しい動画も撮れやすい
OLYMPUS・「オリンパスブルー」と呼ぶ人もいるくらい、青色の出方に定評あり
・青や緑が映える風景を撮影するのにも向いている
PENTAX・「森林を撮るならペンタックス」と言われることもあるくらい緑が美しく写ります
・人工的ではない自然な鮮やかさに仕上がるのも特長

まとめ(最初の一台にどれがおすすめ?と聞かれたら・・・)

僕が、今まで一眼カメラを使ったことがない人にざっくりと「どこのカメラがおすすめ?」と聞かれたらCanonのkissシリーズを勧めることが多いです。
理由は、
・初めての一眼カメラとして満足できる機能はほとんど揃っている(Canonのマーケテイング優位なモノづくりの良さが表れていますね)
・使用者も多くネットなどに出回っている情報が多い
・自分自身がCanonユーザーであり操作に慣れているから、使い方を聞かれても教えやすい
といったことからです。

今回紹介した7社の特長を見ていただければわかるように、どのメーカーのものが良くて、どこのものは悪いというのは決めきれないですね。どこのメーカーのカメラも良い点がちゃんとありますし、その特長を気に入れば他人になんといわれようとそのカメラが自分にとって最高なわけです。

各社の特長を参考にしながら、最後は実機を触ってみた感じのフィーリングも大事にしつつ、お気に入りのカメラで素敵な写真を撮っていただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました