皆さんの最も身近にあるカメラといえばスマートフォンのカメラ機能だと思います。
僕が使っているスマホはiphone12miniですが、先日、出先でスマホを使ってスナップ撮影で遊んだときに改めて「スマホのカメラもいいなぁ!」と感じました。
「一眼カメラじゃないからいい写真が撮れない」「スマホはイマイチ」…そんなことない! スマホのカメラもめちゃめちゃいい所あります!
過去に「iPhoneで撮影(Shot on iPhone)」という広告だってあったくらい。ご存じの通りスマホのカメラ性能もぐんぐん上がっています。今回は、そんなスマホカメラの良いところについてです。
もはや身体の一部といえるような携帯性
カメラ機との大きな違いで、一番のメリットがこれだと感じています。最軽量クラスのフルサイズミラーレス機でも約500gある一方で、けっこう大きなスマホ iPhone 13 Pro Maxは238g! 半分以下の重さです。
当たり前のようにスマホを持ち歩く生活の中で、スマホはもはや重りではなく、身体の一部といっても過言ではないくらいの携帯性があります。
そんなスマホのカメラ機能は、いわば身体の一部としての ”眼” のようなもの。その場で気になったものを、パッとスマホを取り出して、まばたきするようにシャッと撮ることができます。この手軽さが撮ることのハードルを下げて、アッという瞬間を捉えやすくなります。撮ることそのものを楽しめるという感じです。
その場でパパッと編集だってできちゃうよ
伝えたいコトをより伝わるようにする味付けが ”編集”。そんな編集も、その場で無料でデフォルトでできちゃうのもスマホのいいところ。
撮った写真をパパッと編集。撮地直送、鮮度の高いまま仕上げられる、その手軽なスピード感も楽しく気持ちいいものです。
ちなみに、皆さんが写真を見る機会って、その多くはスマホじゃありませんか? ということは、スマホで編集して、スマホ上で気に入る仕上がりにできたなら、自分が伝えたいことをそのままそっくり同じように伝えられる可能性が高まるってことじゃないですか? だって、同じデバイス環境で見る人が多いのですから。
ボケ機能もある! 絶対に必要とは思わないけど
「一眼カメラの良いところはボケ感!」「スマホはボケないからな…」なんて言うひともいますが、いや、今のiPhoneはポートレートモードで背景をボカすことだってできますよ。
でも、ボケって本当に必要? ボケはあくまで情報整理の手段のひとつ。目の前の撮りたい景色にしっかりと向き合って、本当に写したい被写体との距離や角度を変えながら情報整理ができたなら、ボケてなくても良い写真が撮れそうです。
そもそも「ボケないカメラ」とわりきって、このカメラだから撮りやすい写真・撮れる写真を探るのも楽しいですよ。
スマホでちょっと上手く撮るために気を付けたいこと
スマホで写真を撮る時に気を付けているのは “真っすぐカメラ(スマホ)を構える” ということ。
スマホを使って撮るという行為は、めちゃくちゃ手軽に行えるだけあって、意外と見落としがちになるのが真っすぐ水平垂直に構えるということだと思います。これを気にせずパッと撮ってしまうと、なんだか少し傾いていたり、変なパースがかかっていたりと、意図しない違和感がある写真になってしまいます。(もちろん意図して傾けたり、パースをかけることは良いと思います。)
水平垂直に真っすぐ撮れていると、それだけ整理された(完成されたような)写真に見えてきます。
まとめ(スナップ用カメラとして最強説!)
例えば、シズル感がっつりの広告用の食品写真ということであれば、スマホで撮るのは難しく、色や光の階調も豊かに写せるフルサイズカメラ機などの方が向いています。
先述したとおり、カメラ機とスマホカメラの最も大きな違いは “携帯性”!(まあ、“携帯”電話のカメラですからね。)気軽に見たまま感じたままにスナップ写真を楽しみたいといった用途にはとっても向いているのではないかと思います。
スマホだといい写真が撮れないではなくて、スマホだからこそ撮れる写真を撮るといった気持ちで、スマホでも写真を楽しんでみるということにぜひ挑戦してみてください。