【NFT初心者へ捧ぐ】OpenSeaを使ったNFT作成から販売までの手順

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「NFT」というキーワードを耳にすることが増えたという人も多くなってきているのではないでしょうか。

「NFT」とはブロックチェーン技術を使ってデジタル資産を唯一無二として証明する、いわば電子証明書のこと。これまで唯一性を証明することができなかったデジタルアートなどをNFT化することで唯一無二のものにすることができます。2021年3月にはBeepleというアーティストのNFTアート作品が約75億円で落札されるなど、注目を集めています。

今回はNFTアート作品や写真などを売買できる、世界最大手のマーケットプレイス「OpenSea」を使ったNFT作成から販売までの手順を紹介します。

作成から販売までの手順

主な手順は以下のとおりです。

1.イーサリアム(ETH)を購入
2.イーサリアムをMetaMaskへ送金
3.OpenSeaの登録
4.OpenSeaで出品したい作品のNFTを作成
5.作成したNFTをOpenSeaで販売
イーサリアム(ETH)を購入

OpenSeaでの主な通貨は暗号資産のイーサリアム(ETH)となります。まずはコインチェックなどの暗号資産取引所でイーサリアムを準備してください。

イーサリアムをMetaMaskへ送金

次にイーサリアムをMetaMaskへ送金します。MetaMaskとはイーサリアムの財布のようなものです。MetaMaskという財布をOpenSeaに紐づけてお金のやりとりを行います。

MetaMaskはGoogle Chromeの拡張機能として追加・利用するのが便利です。

MetaMaskをダウンロード(Chromeに追加)したらウォレットを新規作成してください。ナビゲーションに沿って、パスワードの設定やシークレットフレーズ(バックアップフレーズ)の入力を行います。

なお、シークレットフレーズは絶対に他人に教えないよう、かつ忘れないように保管してください。

MetaMaskのウォレットが作れたら、コインチェックなどからイーサリアムをMetaMaskへ送金します。(MetaMaskへイーサリアムを入金する。)

ここまでがOpenSeaを始めるまでの下準備になります。

OpenSeaの登録

まずはOpenSeaにアクセスします。

ホーム画面の右上にあるウォレットボタンをクリックします。

クリックすると様々なウォレットのアイコンが表示されます。今回は狐のアイコンのMetaMaskを選びます。
「次へ」をクリックしてMetaMaskとOpenSeaを紐づけます。
紐づけが完了するとウォレットの残額が表示されます。
次にプロフィールの設定を行います。ユーザーネームや概要説明、メールアドレスの登録などを行います。

これでOpenSeaの登録は完了です。

OpenSeaで出品したい作品のNFTを作成

まずは【Create > My collections > Create your collection】から自分のNFTを管理するためのフォルダを作成します。

ロゴ画像や名前、OpenSeaでのURL、説明欄を入力していきます。
ロイヤリティやウォレットアドレス、ブロックチェーンの設定も行います。

一通り入力したら「Create」をクリックします。

自分のNTF管理フォルダが作成されました。

続いてNFTの作成を行います。
右上の「Add item」をクリックすると、「Create new item」というNFT作成画面に移ります。

一通りの入力が完了したら「Create」をクリックします。

おめでとうございます! これでNFT作品が完成しました。
あなたが作った、唯一無二のデジタル作品です。
なお、ここまで料金は一切かかっていません。OpenSeaではNFT作品を無料で作成できるのが大きなメリットです。

作成したNFTをOpenSeaで販売

ここからは、自分のNFT作品を販売する手順です。

NFT作品の「…」をクリックし、「Sell」を選びます。
右下の「Sell」をクリックします。

販売設定画面に移ります。Type欄から販売方法を選びます。「Fixed Price」は固定価格での販売方法。「Timed Auction」はオークション形式での販売方法となります。
今回はオークション形式での販売方法を選択しました。
オークション方法も2種類あります。Method欄で方法を選びます。「Sell to highest bidder」は最高入札額での販売方法。「Sell with declining price」は最低入札額での販売方法です。
今回は「Sell to highest bidder」を選択しました。

「Starting price」では入札開始価格を、「Duration」では入札期間を設定します。
ちなみに入札開始日時については登録時の時間よりも前の時間にしないと、なぜか上手く設定できないようです。

入力・設定が完了したら「Complete listing」をクリックします。
するとMetaMaskが起動し、署名及びGAS代(手数料のようなもの)が請求されます。
署名とGAS代の支払いが完了すると、あなたのNFT作品の販売が開始されます。

なおOpenSeaでの出品におけるGAS代の請求は初回のみとされています。

GAS代を安くするには?

NFT作品の出品にあたって悩ましいのがGAS代です。NFTの盛り上がりに伴ってGAS代も高騰しています。そんなGAS代を少しでも安くするテクニックがこちら。

・処理速度を低速にする
・取引量が少ないタイミングを狙う(日曜日の午後がオススメ)
・イーサリアム自体の単価が下がっているときを狙う

GAS代はイーサリアム決済取引のスピードや量によって価格が変化します。
処理速度を低速にし、取引量が少ないタイミングを狙えばGAS代を低く抑えられます。

日曜日の午後は取引量が少ない場合が多く、GAS代も低くなる傾向があるようです。
GAS代単価のレートなどはGAS NOWというサイトなどで見られます。

Gas Price History の欄ではGAS単価の変遷を確認できます。このときも日曜日の午後は低くなっていることがわかります。

また、そもそもイーサリアム自体の価格が下がっていれば、円換算した場合の負担も少なくなるので、価格が下落しているタイミングを狙うのもありです。

まとめ(これからもっと盛り上がる?NFT市場)

NFT市場はまだまだ黎明期。これからもっと盛り上がるであろうと言われている市場です。

NFTマーケットプレイスとして今回はOpenSeaを紹介しました。これからNFT市場に参入してみようと考えている人の参考になれば嬉しいです。

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