例えば、お花の花柱や花びらにググっと寄って撮りたい時。食べ物のシズル感を強調するために、ぎりぎりまで寄って撮りたい時。
「あぁ、マクロレンズがあればな。おぉ、なんと高価なことか・・・」と何度も迷い、心を折られた経験があります。きっと皆さんも同じような思いをされたことがあるのではないでしょうか。
でも大丈夫。あきらめないで! そう、クローズアップレンズがあればね!
僕もこのレンズフィルターを知った時「こんな方法があったのか!そして、マクロレンズに比べてなんとお安いこと!!」と感動しました。
今回は、そんなクローズアップレンズフィルター(Kenko Tokina)の魅力を紹介します。
クローズアップレンズフィルターとは?
クローズアップレンズフィルターとは、装着することでレンズ本来の最短撮影距離(被写体にいちばん近づける距離)よりもさらに近い距離で撮影できるようになる、虫眼鏡のようなフィルターです。
お花やスイーツなどをグッと寄ってアップで撮りたい。マクロレンズは高価だし、ほかのレンズと一緒に持ち歩くのも重くて億劫という人におすすめの道具です。
安くて、便利、効果バツグン! クローズアップレンズ魅力
僕が感じているクローズアップレンズの魅力は大きく3つあります。
1.マクロレンズを購入するよりも圧倒的に安価に入手できる 2.ポケットに入れておいて、必要な時だけサッと使える 3.PLフィルターなど他の特殊効果フィルターを重ね付けすることもできる
マクロレンズを購入するよりも圧倒的に安価に入手できる
マクロレンズは安くても数万円という値段ですが、クローズアップレンズフィルターは約2,500円~5,000円という価格帯。マクロレンズの購入よりも圧倒的に手が出しやすい値段です。
マクロ写真を撮ってみたいけどマクロレンズの購入は躊躇してしまうという人には、とてもオススメできます。
ポケットに入れておいて、必要な時だけサッと使える
フィルターなので、ポケットに入れておけるくらいのサイズ感。標準レンズとマクロレンズを2本持ち歩くことよりも比較にならないくらい、気軽に持ち運べます。
カメラバッグなどに入れておいて、「これはマクロでも撮ってみたい!」と思ったときにサッと取り付けるだけで使える。そんな必要なときだけ使えるといった便利さが魅力的です。
PLフィルターなど他の特殊効果フィルターを重ね付けすることもできる
クローズアップレンズフィルターにさらにPLフィルターなどの他の特殊効果フィルターを取り付けることも可能です。標準レンズが接写できるようになるだけでなく、反射除去効果などの合わせ技もできます。
また、クローズアップレンズフィルターを2枚重ねれば、さらに接写して撮ることも可能です。
クローズアップレンズの選び方
KenkoのクローズアップレンズフィルターにはNo.1~No.10まで種類があり、数値が大きいほど被写体に近づいて撮ることができます。とにかく近づいて大きく写したいということであれば、数値の大きなフィルターを使用してみてください。
また、購入時のもう一つの注意点として、取り付けたいレンズのフィルター径をちゃんとチェックして、径が合うものを選んで購入してくださいね。
まとめ(マクロ写真の入門としてもオススメの道具)
マクロレンズの購入よりも圧倒的に安価で入手でき、気軽な持ち運びも可能であることから、マクロ写真撮影の入門としてもオススメできるのがクローズアップレンズフィルター(Kenko Tokina)です。
手持ちのレンズがマクロレンズに早変わりしてしまうフィルター、ぜひ試してみてください。使用の際はレンズのフィルター径の確認もお忘れなく!