登山初心者にもオススメ!入道ヶ岳で山上ピクニックを楽しもう!

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先日、三重県にある鈴鹿セブンマウンテンのひとつ「入道ヶ岳」に登ってきました。前から気になっていながらも、なかなか登りに行けていなかった初めての山。

噂通り、駆けまわりたくなるような山上の草原と360°広がる絶景がとても気持ち良かったです。

入道ヶ岳の3つの魅力

906mという登りやすい標高

入道ヶ岳の標高は906m。鈴鹿セブンマウンテンの中で一番低く、比較的登りやすい山です。登山コースは7つあり、その中でも距離は少し長いが安全で人気な、北尾根コースの山行時間は2時間10分(YAMAP登山地図参考)。標高も山行時間も、初心者には登りやすい山ではないかと思います。

▲北尾根コース入口。近くの椿大神社の第3駐車場は登山客用として無料で利用できるようになっているのもとてもありがたいです。

360°パノラマビューな山上の草原

何より気持ち良かったのが、山上に広がる360°パノラマビューな草原。駆けまわりたくなるような、広く気持ちの良い草原から、北側を見れば鎌ヶ岳や御在所岳の鈴鹿の山並み。東側を見れば眼下の街並みとその奥に伊勢湾が広がる絶景を楽しめます。

山頂付近のアセビの群落は県指定天然記念物

入道ヶ岳はアセビ(馬酔木)でも有名です。山頂一帯にアセビが群生していて、「霊山のイヌツゲ及びアセビ群生地」として県の天然記念物に指定されています。

アセビが可憐な白い花を咲かせるのは春。4~5月頃に満開期を迎えるそうです。

今回は秋だったので白い花は見られませんでしたが、低木が群生している様子は圧巻でした。

写真で辿る登山道

今回は人気の北尾根コースから山頂を目指し、井戸谷コースを使って下山しました。
登り(北尾根コース)は約2時間10分、下り(井戸谷コース)は約1時間30分の山行でした。

※今回はOlympusのオールドレンズ「F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8」を使って撮影しました。Olympus F.ZUIKO AUTO-S 50m の良さについてはこちらの記事も見てみてくださいね。

北尾根コース入口。
最初は急な石階段。最初からめちゃくちゃしんどいです。(初心者にオススメと聞いていたのに疑いました。)
階段を登りきると、ゆるやかな坂の登山道になります。
数分登ると、ほぼ平らな山道になります。天国のように感じられる道。
またも出てきた急登。
またも出てきた平らな、天国のように感じる道。
そしてまたも崖のような急登。北尾根コースは、5~10分平坦な道をあるいては5分ほどの急登というのを何度も繰り返しました。
避難小屋。山行の半分ほどが終わりました。
ここで一息。今回は干し芋ではなく、やきいもお菓子。
小屋から少し歩くと、間もなくポイント6に到着。
ここからは少し道も広くなり、傾斜も緩やかになってきました。
紅葉の色づきも綺麗で、歩いていて気持ちよかったです。
ようやくポイント8。
ここからはアセビの群生林を抜けていきます。春は真っ白くてきれいなんだろうなぁ。
山頂も見えてきました。
山頂少し手前のポイント10。
ここからすでに視界がひらけていて、気持ち良さ満点! 山頂付近は少し混んでいそうだったので、ここで昼食をとることにしました。
昼食はおにぎりと、〆のスイーツとしておしるこ。体が温まります。
鎌ヶ岳や御在所岳などの鈴鹿の山並みが堪能できます。絶景かよ!
山頂の鳥居ももうすぐ。
某ジブリ映画に出てきそうな木々の小道を抜けると山頂です。
山頂到着! 眼下の街並みを眺めながらの食事も美味しそうです!
景色を堪能したら、そろそろ下山します。この日は快晴で本当に気持ちが良かったです。
帰りは、この急な井戸谷コースを下っていきます。景色は絶品ですね。
井戸谷コースはとにかく急な坂をズンズンと下っていきます。登ってくる人とも多くすれ違いましたが、この急登を登ってくるってすごいなぁと思いました。
ズンズンと下ります。スピードが出てしまう上に、ザレ道なので転倒しそうで危ないです。
ようやく降りてこられました。この井戸谷ポイント1から駐車場まではもう少し、約15分ほど歩くことになります。

登りで歩いた北尾根コースは、距離や山行時間、安全性からも確かに初心者向けだと感じました。ただ、短い急登も何度か出てくるので、楽ではないかなという印象です。

下りで使った井戸谷コースは山頂付近の景色は堪能できるものの、かなり傾斜が急なので初心者には少し厳しいかと思いました。(登るにはしんどい。下るには少し危険という印象です。)

登山コースについては、ご自身の経験や脚力などに合わせて選んでみてください。

下山後に入りたい温泉情報(アクアイグニス)

疲れた身体を癒す温泉には、アクアイグニスがおすすめ。椿大神社から車で約20分です。

「癒し」と「食」をテーマとした複合温泉リゾート施設で、温泉や宿の他に、辻口 博啓 氏ら一流シェフが手掛けるオシャレなレストランやパン屋、スイーツショップも併設されています。

源泉かけ流しの天然温泉と美味しい食事で、一日の疲れをしっかり癒せるかと思います。
ちなみに僕は、この温泉の寝湯がとても気に入っています。体の曲線に合わせた湯舟がとても寝心地よく、この日は30分くらい寝落ちしてしまいました。

まとめ

入道ヶ岳の登山は、コースによって少し急な山行も含まれるものの、山行時間や距離的には初心者にも登りやすい山だと思います。比較的登りやすいながらも、鈴鹿セブンマウンテンのひとつであり、山頂の見晴らしの良い絶景を楽しめるという点でも魅力的だと感じました。

アセビの咲く春が人気の山だとは聞きましたが、秋も紅葉が美しかったです。気になられた方は、ぜひ登ってみてくださいね。

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