神オールドレンズ! ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2 が銘玉と言われるワケ

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神レンズ中の神レンズと評価の高い「OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」。中古市場でも数少なく、なかなか値下がることのない銘玉。いつかは・・・と思いながらもなかなか手が出せずにいましたが、奇跡的にも知り合いから手ごろな価格で譲っていただける機会がありました。ようやく手にすることができたので、今回はその感想や実際に撮影した写真を交えてのレンズレビューです。

このレンズの概要

メーカーOLYMPUS
発売時期1986年頃?
レンズ構成9群9枚
開放F値F2
最短撮影距離0.4m
重さ約550g

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2 はオリンパスOMシステムを代表するマクロレンズ。マクロレンズといっても、撮影倍率は1倍の等倍ではなく「0.5倍」のハーフマクロであることはご注意を。

特筆したいのはF2という開放F値。他の100mm前後の中望遠マクロレンズのほとんどが開放F値2.8であるのに対し、このレンズはとても大口径な「2」! 噂では中望遠マクロレンズで唯一のF2らしいです。こういった特長がまた所有欲を掻き立ててきますね。

遠景もマクロもこれ一本で! 実際に撮ってみた写真たち(作例)

掲載している写真は全て編集無しの撮って出しです。(カメラ本体:CANON EOS 6Dmark2)

ピントが合っている部分はきっちりシャープに写り、ボケの部分は癖がなく素直に溶け込んでいるのが伝わるでしょうか。逆光においてゴーストも出づらく、オールドレンズと言いながらも、あまりオールドレンズ感がありません。遠景でもマクロでもキッチリと写る信頼性! これこそが、銘玉と言われる理由ですね。

まとめ(とくに欠点もなく、現代レンズにも負けない代物)

とにかく取り立てて欠点が見当たらないこのレンズ。あえて言うなら、現代レンズにも負けない性能の良い描写ゆえに、オールドレンズっぽさが薄いという点でしょうか。

新品価格は当時約75,000円だったようですが、現在の中古価格は約10万円前後。(なんと値上がっている?!)
オールドレンズっぽさが薄いなら、AF機能付きの使いやすい現代レンズでいいのでは? なんて声が聞こえてきそうですが、そんな味気ないこと言ってしまったら寂しいじゃない。

希少なレンズで撮影しているぜ!っていう高揚感も味わえるのがこのレンズの良さでもあるように思います。(笑)

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